今、自分のやりたいこと、進みたい方向がハッキリしていないなら、1年後どうしていたいのか、3年後どうなっていたいのかをイメージしてみる。10年後のなりたい自分のイメージがハッキリしてくると、進むべき道も見えてきます。

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4 ゴール設定・夢に日付を入れる

「夢に日付を入れる」これはワタミの創業者の渡辺美樹の言葉ですが、ゴール設定が重要なのは仕事だけではありません。
あなたのこれからについてもそうです。
夢を具体的にイメージし、いつまでにどうなるかを設定しましょう。

4.1 人生の方向付け

人生の方向

あえて遠回りする必要はない

どこに行きたいのかが分からずに進んでも、遠回りするだけです。
ゴールは明確なほどよいですが、はっきりしていなくても方向付けだけでもかまいません。途中でいくらでも変更できますが、最終ゴールが東にあるのに、西に向かって歩き始めるのは遠回りするだけです。遠回りしたことが結果的によかったりすることもありますが、大概は、時を無駄にしただけになります。

いずれ道は見えてくる

重要なのは、自分がどこに行きたいのかが分かっているかどうかです。
最初は漠然とした方向感だけかもしれませんが、常にゴールを意識しておけば、やがて段々となりたい自分が具体的にイメージできるようになります。

4.2 なりたい自分ノートを作る

ノートを1冊用意する。1ページ開き、ページの一番上に今日の年を書く。また1ページ開き、来年の年を書く。つまり見開きの2ページで1年です。これを20年まで年を書いておく。見開いたページの左側が計画、右側が実績になります。

今年のページの右側のページに今の状況を書く

簡単な箇条書きでかまいません。例えば

  • 住んでいる場所
  • 仕事/役職
  • 年収
  • 貯金残高
  • 結婚の有無
  •  等々

※このとおりに書く必要はありませんが、自分の現在の状況を具体的に示すことを書いておきます。

将来の自分をイメージする

次に、1年後でも5年後でも10年後でもかまいません。10年後なら、10年後のページの左側のページになっていたい自分の状態のイメージを書く。今年の箇条書きと同じ形式にする書きやすいでしょう。コツはなるべく具体的なイメージで書くことです。
・部長になって部下30人と仕事をしている
・独立して自分の店をもっている
・起業して会社の年商が1億円になっている
・年収が1千万円を超えている
・○○の専門家として独立している
・都内の高層マンションに住んでいる
等々

少しずつイメージを明確にしていく

一度にやる必要はありません。思いついたところで書き足していきましょう。
それができたら、それまでの年の左側のページに、その年にどこまでそれに近づいているかを書く。
すべてのページを埋める必要はありません。3年後とか5年後とかでもかまいません。
まだ将来のイメージを作っていくのはこれからです。最初から無理やり想像すべきではありません。少しずつ追加していくことで具体的なイメージに変わっていきます。

最後に今年のページの左側のページに年末までになっていたい状態を書く。その下には、年末の自分のなっていたい状態を書く。

大事なのは繰り返し追加・修正すること

一度に全部やる必要はありません。毎週末、あるいは毎日ノートを見直し、追加・修正していきましょう。
これは1度決めたらその通りにやる、というものではありません。計画より早く進むなら、実際の進み具合に合わせて修正していきましょう。障害があって進めないなら、計画を書き換えればよいだけです。
このノートがあれば、自分の進みたい方向、なりたい自分が自然とハッキリしてきます。

※EXCELシートで1シート1年で作っても構いませんが、紙のノートの方が使い勝手がよいです。

 

4.3 大きく考える

大きく考える

あなたが今のままでずっといたいなら別ですが、そうでないなら、常に自分を俯瞰(ふかん)して考えましょう。

鳥の目になる

自分自身が鳥になり、上空から自分や自分を取り巻く全体を見る。
そのなかで今やっていることの意味を考え直す。

ひとつ上の職位で考える

あるいは自分を次のステップに置いて考える習慣をつける。自分が課長ならどう考えるか、部長ならどう考えるか、です。
社長ならどう考えるか、も大事ですが、小さな会社以外では、入社したばかりの社員がそれを想像しても、的外れになるだけです。

 

4.4 誰かの手のひらの上で仕事をしない

手のひらの上

自分をマネジメントするのは自分

今日は課長が出張でいないから早く帰れる。
先輩が外出しているからゆっくり仕事をしょう。
こんなん風に考えるのは、誰かの手のひらの上で仕事をしているからです。仕事のゴールを明確にし、ゴールに向かって仕事をしているなら、そんな考えは浮かばなくなります。
ゴール設定とスケジュール管理をし、仕事が前倒しできているなら、課長がいようといまいと定時に帰ればよいだけです。
自分をマネジメントするのは自分です。

(次ぎ)5 スピーチのコツは伝えたい相手を決めておくこと
9.1 絶対に読んでおくべき本を紹介しよう

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