ゴールイメージ、どの程度までの出来上がりを望むか、これが上司と共有できていないと、あなたの努力は徒労に終わり、後にはリカバリー作業が残るだけです。ゴールイメージを明確にさせるには方法があります。

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ビジネスの作法 ゴールイメージを合わせる

2.13 ゴールイメージを共有する

仕事を始める上で最も大切なのは、ゴールイメージの共有です。上司に命じられた仕事なら、上司が求めている仕事の仕上がりについて、イメージを同じにしておくことが仕事のスタートになります。

具体的な作業なら見本で確認する

会議用に大量の書類を準備する、材料の下処理をする、テーブルセッティングをする、など具体的な作業を上司があなたに指示することがあります。もしあなたの上司が親切な人なら、あなたに見本とポイントを示し、指示した仕事の結果のイメージをあなたと共有しようとします。

もし仕上がりの見本がなく、それがすぐに作れるものなら、それを一つ上司にお願いするか、あなたがその場で一つ作ってみて、上司のイメージとあっているか確認することが大切です。

共有できていないと手戻り作業が発生する

上司にとって最悪なのは、あなたが仕上がりのイメージを理解しておらず、上司が気づいたときには、大量の不良品の山になっていることです。もしそれが50部の会議資料なら、50部ひとつひとつのホッチキスの針を外すところからやり直すことになります。

ひとつ作ってみる

見本がある場合でも、それが絶対に正しいとは限りませんので、まず一つを作ってみて、見本に疑問点や不明点があれば、すぐに上司に確認が必要です。場合によっては見本自体を修正する必要があるかもしれません。

初期段階で確認する

見本がなく、多数準備するわけでもない作業の場合は、ラフデザインの段階で上司に確認することです。自分で完璧に仕上げたと思っても、上司の求めるものと方向性があっていなければ、やり直しになるだけです。

早い段階で上司とのイメージの差に気が付けばよいですが、方向性が違ったまま期限いっぱいまで頑張ってしまうと、頑張った分だけ求められているものから大きくそれていくだけです。その場合は、あなたも上司も時間を無駄にすることになります。
努力を無駄にしないためには、早い段階でラフ案を示し、上司と方向性の確認をとっておくことです。

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2.1 知らないと困るビジネスの作法(戻る)
2.10 電話の仕方、メールの出し方の基本(戻る)

 

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