進捗チェックしてますか?
何か達成したい目標があるなら、あるいは自分自身をブラッシュアップしていきたいなら、計画を立てることは、必須です。計画を立てることで、やるべきこと、進むべき方向が明確になってきます。
ただ、計画を立てること以上に重要なのは、計画が予定通り進んでいるか、進捗をチェックしていくことです。
予測には限界がある
計画を立てる段階では無かったイベントが入ってきたり、急ぎの仕事が割り込んだり、あるいは体調が悪かったり、気分が乗らなかったりと、当初立てた計画はすぐに現実と合わなくなります。逆にそうした事態に備えて、計画に余裕を持たせても、今度は計画が間延びしたものになるだけです。
あなた自身、あるいはあなたを取り巻く状況はさまざまに変わっていきます。そうした変化をすべて見越して計画を立てるのは不可能です。だからこそ計画を実現するためには、定期的に計画の進捗具合をチェックすることが不可欠です。
進捗管理できる単位で計画を立てる
生活サイクルは1週間ですので、1週間のどこか決まったところに1時間ぐらい、進捗チェックのための時間を取りましょう。それは自分の生活サイクルで決めればよいことですが、休日の午前中などは最適な候補のひとつです。
実際に計画を立てるときは、最低でも1コマ1週で計画を立て、その1コマでどこまでやるかを計画しておくことです。
例えば、次の日曜日までに、問題集の〇ページまで解く、テキストの〇ページまで読み進める、ブログを2本アップする、などなどです。計画が予定どおり進んでいるかどうかを判断するためには、この数値を計測可能なもので設定しておくことが重要です。
最終目標に到達するまでのステップを期間で分け、期間ごとの目標、到達点を設定しておく、それを週ごとにクリアしていく。その結果があなたを最終目標に導きます。
確実に達成できる目標を設定する
期間ごとの目標値は、可能なことの7割程度にした方がよいでしょう。最終目標達成を急ぐあまり、あまりにキツキツの期間目標値を立てると、何か予定外のことがあると、すぐに対応できなくなります。また何もなくてもスケジュールに追われ、しまいにスケジュールを見ることさえ嫌になります。
期間目標値が低すぎるなら、毎週の進捗チェックの時に見直せばよいだけです。
大事なことは、『継続すること』です。一日一日の歩幅を大きくとる必要はありません。小さな一歩でも積み重ねることで、あなたは別の次元にいくことができます。
計画は思い立ったときが立てどき
計画は、年単位で完結するものではなく、常に継続しているものです。現在進行している計画の進捗状況によって、次の計画が決まってきます。
年の初めにまとまった時間をとり、今年の計画を立てることは有意義ですが、常に計画を立てて、進捗をチェックしながら行動している人にとっては、次の計画立案をわざわざ正月まで待つことはしません。
例えば簿記資格を取るなら、最初に簿記3級の計画を立てて、その計画どおりに実行していけば、まず合格するでしょう。その場合は、合格した瞬間から、簿記2級の計画を組むことになります。日々計画の進捗を追っている人が、簿記2級の取得計画の作成を年末まで待つなんてことはしません。
進捗チェックがないと毎年同じことの繰り返し
なにも計画がないよりは、計画を立てる方がよいですが、計画を週単位に落とし、進捗確認を毎日、少なくとも週単位に行う習慣ができなければ、いつの間にか計画は忘れ去られ、結局、毎年毎年、簿記3級を目標にするような計画を立て続けることになります。
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