そのルールが必要かどうかは、(1)売上が上がる (2)利益が上がる (3)株価が上がる (4)モチベーションが上がる のどれかに当てはまるかどうかです。ただし、どれかに当てはまったとしても、大概の場合、別のどれかに反するのが普通です。

例えば、豪華賞品の販促キャンペーンで売上は上がるけど、逆に豪華賞品代負担で利益は下がるとか、ボーナス制度廃止で利益は上がる(経費が下がる)けど社員のモチベーションが下がる、とかです。一方的にどれかだけ上がるというルールはまれなので、上がる価値の方が下がるものよりも大きいかどうか検討が必要です。

ただし、(1)~(4)のどれも上げることができないルールは、廃止の方向で考えるべきです。

 

「秩序を守る」は必要か
(1)~(4)以外によく出てくるのが「秩序を守るため」とかそのルールがないと「示しがつかない」とかです。業務の効率化やシステムの維持のために必要なものもありますが、大概が今ある既得権益を守ることに過ぎなかったりします。

この手のルールは多少の経費節減にはなることもありますが、強要されると社員のモチベーションを下げることが多くあります。
実際にあった例では
・始業30分前に来て、掃除をしなくてはならない。
・上司が帰るまで、または○時になるまでは先に帰ってはいけない。
・帰るときには、部長などの役席に直接「お先に失礼します。」と言ってから帰らなければならない。

これらは別々の会社の実際にあったことですが、しばしばルールなどという言い方よりも「掟(おきて)」というべきもので、村社会の秩序維持-権力構造の維持のためのキマリに過ぎないものだったりします。

組織を統制するためには、そうした秩序維持のルールも必要ですが、それが最終的に(1)~(4)に結びつかないなら、単に部長だの課長だのの権威を守るためのルールだったり、個人的な価値観の押し付けだったりします。

変えるのは結構大変
ただし、こうしたルールは体制維持のためのルールですので、その体制の中の一メンバーがそれを否定することは、体制やその体制の長を否定することになります。変えるには、その体制の長の主導か理解が欠かせず、なかなか大変です。

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