ミス・失敗は必ず起きます。
小さなケアレスミスから、大きな失敗まで。大事なのはミスや失敗にどう対処するかです。
ミスや失敗から逃げてはいけない。
ミスや失敗に対処するとあなたはそこから多くのことを学ぶことができます。

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6 ミス・失敗への対処

6.1 分析する

ミスや失敗は、それに立ち向かえば、必ずやあなたを成長させてくれます。そのためにはまず、分析することです。
仕事でミスしたら

・事実:何をミスしたか、失敗したか
(計算ミスがあった、期日までに間に合わなかったなど)

・原因:ミスや失敗が起こった原因は何か

・対処:ミスや失敗に対してどうするか
(すぐに計算をやり直して報告し直す、今週末出社して期日に間に合わせるなど)

・今後:同じミスや失敗を起こさないために、今後どうするか

6.2 あやまる

まず、あやまる

遅刻したり、何か失敗したり、あやまるべきことが生じたら、重要なのは、まず、あやまることです。
例えば、電車の遅れで遅刻したとしても、それを先にいってからあやまるのではなく、まず遅刻したことをあやまり、それから理由をいう。

結果に対して責任を持つ

プロは結果責任です。どういう理由があろうと、結果に対して責任を持たなくてはいけません。失敗した結果に対してどんな理由をつけても、自分を正当化することはできません。

遅刻に対して言うなら、多少の電車の遅れぐらいでは、遅刻しないようにしておけばよいだけです。絶対に遅れてはいけない場面なら、もっと早くスタンバイしていなかったアナタが悪い。

結果に対して責任を感じず、自分を正当化する理由ばかり探す人には、大事な仕事を任せることはできません。

6.3 悪いニュースほど早く知らせる

良いニュースなら、それが確実になってから伝える。逆に悪いニュースなら、そうなる前に伝える。これが基本です。
ミスを報告する

良いニュースを未確定の段階で伝えると、ヌカ喜びさせることになります。悪いニュースをそうなる前に、伝えれば、上司や同僚は、何か手をうつことができます。

 

6.4 ミスを防ぐ

ミスの大半はヒューマンエラー

ミスは人が介在する場所で起きます。
・何かを転記する
・何かをまとめる、抜粋する
・人から人へ伝言する
そこに人がかかわれば、かならずミスは起きます。これを防ぐ方法は2つです。

チェックの仕組みを作る

自分でやるなら、かならずチェックしてから提出する。作成してすぐにではなく、コーヒーブレイクをいれるなど、ひと呼吸おいてからチェックや検算するとよいでしょう。重要な書類などなら、先輩や同僚に提出前にチェックしてもらう。

機械をつかう

伝言なら、口頭よりもメールの方が記録が残り、あいまいさを防ぎやすい。計算なら、電卓よりもEXCELを使うと、ミスも減るし、検算も簡単です。書き写すよりもカット&ペーストできれば、その方がミスがない。

※EXCELであっても、人がEXCELシートに入力する際にミスが発生します。
数字を間違えて入力したり、集計の範囲を間違えたり、計算式を間違えることもあります。人が介するところには必ずミスが入り込みます。

6.5 80点主義

完璧さにこだわらない

80点主義
ミスを過剰に恐れて完璧な仕事にこだわってはいけない。あなたが職人を目指すなら別ですが、仕事に完璧はありません。手を加えようとすれば、いくらでもできます。そうするといつまでも仕事が終わらない。

 

80点主義で期日に余裕のある仕事

手抜きや速拙は問題外ですが、80点以上の出来になれば、それでよいでしょう。
大事なのは期日よりも早く終わらせることです。期日まで余裕があれば、たとえ多少ミスがあってもリカバリーする時間がとれます。期限のない仕事はありません。

ケアレスミスを防ぐ
■次は仕事の進め方だ

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